軽い風邪など緊急でない場合は、近くの診療所へ。診療所での診察の仕方

日本では軽い風邪など緊急でない症状の場合は近くのクリニックに行くのがおすすめ。近くの信頼できる診療所をかかりつけ医にすると安心です。ただし大きな病気や重症化の危険がある場合にはクリニックではなく病院に行くのが一般的です。この記事では症状別に何科にいけばいいのかや、診療の流れ、持ち物に関して解説していきます。

症状別 何科のクリニックにいけばよい?

 

体の不調が出たときに、何科のクリニックに行けばいいのかの判断は難しいでしょう。ここでは症状別に何科のクリニックに行くべきかを紹介していくので、参考にしてみてください。

 

発熱・のどの痛み・せき・鼻水

基本的な風邪の症状だと判断した場合には、内科に行きましょう。内科では幅広い症状の治療を行ってくれるので、体調に異常があった際には内科が万能です。

 

頭痛

頭が痛くなった場合は、内科または脳神経外科です。頭痛以外にも不調がある場合には、内科に行くのが無難と言えます。

 

胸部痛

胸のあたりに痛みを感じた場合には、循環器内科か呼吸器内科に行きましょう。循環器内科は主に心臓や血管の病気を診るので、心臓なら循環器内科、肺なら呼吸器内科が適切です。

 

腹痛・吐血・下血

腹痛や吐血、下血をした際には内科か消化器内科に行きましょう。女性であれば、婦人科系の病気も疑われるので、産婦人科も視野に入れておくと安心です。

 

けが・切り傷・やけど・湿疹・じんましん

外的なけがである場合には外科や形成外科に行くのがいいでしょう。また、皮膚の炎症でもあるので皮膚科に行っても間違いではありません。湿疹やじんましんの場合には、皮膚科に行くほうが適切です。

 

骨折・関節痛

骨や間接に異常がある場合には、整形外科に行きましょう。熱からくる関節痛の場合には、内科に行くのが適切と言えます。

 

めまい・耳鳴り

めまいや耳鳴りなど、耳や鼻に異常を感じたら耳鼻咽喉科に行きましょう。精密な検査をきちんとしてほしい場合には、神経内科に行っても間違いではありません。

 

子供の病気

子供の体調不良の場合には小児科です。症状別の病院に行くのも良いですが、症状の判別がつかないときには小児科に行くのがいいでしょう。

 

歯痛

歯に関する症状の場合には、歯科に行きましょう。歯科では、治療なども同じ病院で行ってくれるので通いやすいところを選ぶのがおすすめです。

 

排尿困難・血尿・排尿時の痛み

排尿時に違和感や不調を感じた場合には、泌尿器科に行きましょう。

 

妊娠に関する症状

妊娠や月経など女性特有の症状に不調を感じた場合には、産科や婦人科に行きましょう。妊娠に関するものだった場合、何回も通うことになるかもしれないので、家から通いやすいところを選びましょう。

 

緊急時

病院の営業時間外だったり、休診日の際に病院に行きたくなったりした場合には、救急科とに行きましょう。

 

これらに該当せず、何科に行けばいいのかがわからない場合には、総合診療科で見てもらうことも可能です。医師の判断のもとに、どの科に行けば良いのかを判断してください。

 

診療と受けるときの注意

 

ここまで症状別に何科のクリニックに行けば良いかについてご紹介しました。もっと詳しい検査が必要と判断された場合には、適切な病院への紹介状が出ます。診察を受ける際にはいくつか注意が必要です。それぞれシーンごとに注意点について解説していくので、クリニックで紹介状を出された場合や、大きな病気や重症化の危険があり病院に行く際に参考にしてください。

 

病院に行く前に確認したいこと

 

基本的には予約なしで飛び込み診療が可能ですが、大規模な病院や英語対応が必要な場合には先に予約が必須の病院もあります。

 

そのため、事前に病院に問い合わせをしておいたほうが確実です。

 

病院内での注意点

 

病院に行く際には香水や派手なお化粧は控えたほうがいいでしょう。診察の妨げになる可能性があります。

 

病院には体調の悪い人がたくさん来るので、様々な種類のウイルスが蔓延しています。新たな病気にかかるのを予防するためにも、マスクなど感染対策をしていきましょう。

 

また、病院内では落ち着いた行動が求められます。大声を出したり走ったり、喫煙したりするのはやめましょう。その他にも、ペースメーカーをつけている人もいる可能性があるので携帯電話の電源も切っておくのがマナーです。

 

通話は病院内にある電話ボックスか、外に出て行うようにしましょう。

 

総合受付での注意点

 

総合受付は、初診の場合に保険証の確認や問診票の記入などを行います。

 

初診の場合には、病院に来た目的について話し、受診の手続きをします。もし、どの科にかかったらいいのかがわからない場合には、ここで相談することで適切な診療科に案内してくれるケースもあります。

 

また、再診の場合には再診受付をして診察に向かいます。しかし月が変わっている場合には、保険証の提示が再度必要なので注意しましょう。

 

診療科受付での注意点

 

診療科受付は、診察室の横にあり症状別に分かれています。ここで受付をした後に、診察の順番を待つようになっています。

 

待ち時間が長いことが一般的のため、お子さんがいる場合には絵本やおもちゃなどを用意しておくのがいいでしょう。

 

診察の順番は、病院側や患者の診療内容に合わせて前後してしまうので、順番通りにならないこともあります。

 

予約診療の場合は、その時間までに病院に行く必要がありますが、決められた時間に診療が始まるとは限りません。また万が一遅れそうな場合には、電話などで連絡しておくのがいいでしょう。

 

診察室での注意点

 

診察室では医師の診察が行われ、その場で簡単な検査や処理がされることもあります。

 

症状についてのことのほかに、服用している薬についてやアレルギーについて聞かれます。もしほかの病気にかかっていて既にほかの薬を使っているのであれば、市販薬や漢方薬も含めて申し出てください。

 

医師に聞きたいことがあれば、メモして持って行くのも一つの手段です。また、わからないことはそのままにせず、わからないことを伝えてきちんと説明してもらってください。

 

手術同意書は、よく読んで不明点を無くしたうえでサインをしましょう。

 

検査室での注意点

 

検査室とは、診察室とは別の部屋で、医師の指示があった場合に検査を行うための部屋です。検査の後は診察室でもう1度話をするか、後日結果が出る際にもう1度病院に来るかのパターンに分かれます。

 

検査には様々な種類があり、その検査ごとに注意事項が異なります。例えば飲食の禁止やアクセサリーの禁止などが挙げられます。MR検査やX線検査では、タトゥーが入っている場合申し出る必要があります。


 

診療を受けるときの持ち物

 

診察を受ける際には、必要になる持ち物があります。忘れてしまうと医療費の自己負担が増えたり、スムーズに診察が受けられない可能性があります。

 

  • 健康保険証
  • 身分証明書(在留カードやパスポート)
  • 現金(治療費の支払いは現金に限られているため)
  • 今まで服用していた薬、サプリメントやお薬手帳
  • 紹介状(初めて総合病院に行く際にかかりつけ医が出してくれる可能性がある)

 

診療のステップ

 

診療のステップは大きく2つに分けられ、初診の場合と再診の場合があります。基本的に診療のステップは一緒ですが、受付方法が違います。初診の場合には時間がかかるので、余裕を持った行動を心がけましょう。

 

初診の場合

 

初めてのその病院に行くときは初診という扱いになります。初診の人のデータがないので、始めに自分の名前、身長や体重など基本的なデータを登録してもらいます。ここで、再診の際に使う診療カードをもらいます。

 

受付で症状を説明し、何科にかかりたいのかを伝え、該当する診療科の診療室の付近で待ちましょう。

 

医師のいる診察室に呼ばれ、問診や触診を受けます。既往症や常用薬、直近で服用した薬があれば、改めて医師に伝えましょう。必要な治療や検査によっては、別の医療機関を紹介されたり、数日後や数週間後に再び医師を訪れるよう言われることもあります。

 

診療が終わったら、会計窓口にて医療費を払いましょう。薬の処方がある場合には。近くの薬局に処方箋を渡し、薬をもらってください。

 

再診の場合

 

再診の場合には始めの手続きが省略されます。かかりつけ医を見つけておくことで、始めの手続きにかかる時間を短縮することができるので、病院での待ち時間を減らすことができます。

 

初診の際に発行してもらった診療カードを受付に提示し、診療室の前で診療を待ちましょう。その後の流れは初診と一緒です。ただ、受信した月が変わっている場合には健康保険証の提示が必要なので、忘れないようにしましょう。

 

薬の処方

 

薬は病院で処方箋をもらって処方する方法と、処方箋をもらわずにドラッグストアなどで手に入れる方法があります。症状の重さや時間帯によってどこで薬を手に入れるかが変わってきます。パターン別にどのような流れになるのか解説していきます。

 

病院で処方箋をもらうパターン【院内処方】

 

診察を受けた医療機関の薬局で薬を受け取ることを院内処方と呼びます。

 

院内処方だと、処方箋をもらった後に外にある調剤薬局まで行く必要がありません。また、そこで待つ時間もないので、時間と手間がないのが特徴です。

 

診察でかかった費用と薬にかかった費用を一緒に払うことができ、院外処方よりも自己負担が少なくて済みます。

 

病院で処方箋をもらうパターン【院外処方】

 

診察を受けた医療機関から処方箋を受け取ったあと、近くにある調剤薬局に行って薬を受け取ります。

 

移動が必要なのと、薬局でも待つ可能性があるので時間と手間はかかりますが、薬剤師によるダブルチェックが行われるのでミスが発生しにくい特徴があります。

 

また、薬局によっては夜遅くまで空いているところもあるので、夜のほうが時間の都合がつくという方は院外処方を利用するのも一つの手です。

 

ドラッグストアや近くの薬局に行って薬を紹介してもらうパターン

 

医師に診察を求めるほどではない症状であれば、自分で薬を調達することも可能です。ドラッグストアや近くの薬局に行って、店員に症状を説明すれば適切な薬を紹介してくれます。

 

また、OTC医薬品検索というツールを使うと、ドラッグストアや薬局で買える薬を英語で検索することができます。名称や対象部位・効能など様々な観点から検索ができます。

 

まとめ

 

日本の医療機関の仕組みは、自分の症状に合わせて何科にかかるかを自分で決定しなくてはなりません。このシステムに戸惑う人も多いかもしれませんが、近所にかかりつけ医を作っておくと一気に便利になります。

 

持ち物や診察の流れなどを把握しておくことで、体調不良の中でも何をすべきかの判断ができるので、正しく理解しておきましょう。そこまで重い症状ではない場合には、医師にかからずに薬局やドラッグストアの薬で治してしまうのも一つの手です。

自分の症状や軽度に合わせて、どの医療機関にかかるのか判断しましょう。