便利でお得!交通系ICカード「Suica」を使ってみよう
- 2021.11.10

日本で多くの人が使っている「Suica」は、JR東日本が発行している交通系ICカードです。最近の日本では電子マネー決済が広がり、自動販売機やロッカー、お店などでも利用ができるようになりました。交通系ICカードは、日本での生活に欠かせない便利なアイテムになってきています。 前回は利用している人が多い交通系ICカード「Suica」の購入方法について紹介しました。今回は「Suica」の使用方法と便利なサービスについて詳しく説明します。
ー目次ー
「Suica」の購入場所や購入方法についてはこちらをご覧ください。
>日本での移動に便利!交通系ICカードの購入方法
まずはチャージをしよう
「Suica」は、事前にお金をチャージ(入金)して使用する「プリペイド型」のICカードです。交通機関を利用する際に切符を購入する必要がなく、目的地への運賃料金がわからなくてもチャージされている金額から差し引かれるのでとても便利です。しかし、うっかりチャージをし忘れて、差し引かれる運賃が不足してしまうと、改札が開かず焦ってしまうことになります。常に残金を把握し、足りなくなる前にチャージをするように心掛けましょう。
1.発券機でチャージする
「Suica」へのチャージは、利用可能エリアの「自動券売機」「多機能券売機」でできます。チャージをする方法は現金のみで、クレジットカードは使えません。チャージができる金額の単位は500円、1,000円、2,000円、3,000円、5,000円の6種類です。上限20,000円まで、何度でも繰り返しチャージができます。
2.コンビニや店舗でもチャージができる
「Suica」で電子カード決済ができるコンビニや店舗でも、現金でチャージができます。レジで「Suicaのチャージをお願いします」と伝えましょう。チャージしたい金額を伝え、IC端末機にピッとかざして金額を支払えばチャージ完了です。「セブン‐イレブン」「ファミリーマート」「ローソン」「イオン」などで対応しています。ただし、一部の店舗では、チャージができませんのでご注意ください。
3.改札内にある「のりこし精算機」でチャージをする
改札はICカードのチャージ残額が初乗り運賃額以上あれば通過できます。ただし残額が足りないと、目的地に着いても改札は開きません。例えば、チャージ残高200円で目的地までの交通費が240円だとします。初乗り運賃が200円なら、改札は普通に通過できますが、目的地までの交通費が40円不足しているため、目的地の改札は通過できません。そのときは、焦らずに構内の改札付近にある「のりこし精算機」で精算しましょう。普通のチャージ機のようにチャージもできますし、足りない金額だけを10円単位でチャージすることもできます。
さっそく使ってみよう
1.電車・バスで使うとき
JRや電車を利用する場合は、改札機のICカード読み取り部分にカードをタッチするだけで通過ができます。ICカードの読み取りがうまくできなかったり、残額が不足していたりしたときは、改札が開きません。ICカードの読み取りを確実に行うために、カードは水平にしっかりと端末にタッチしましょう。カードケースや財布に入ったままでも利用ができますが、ケースなどの材質によっては読み取りがしづらい場合があります。その時は慌てず、カードを取り出して再度タッチしましょう。
2.バスで使うとき
バスを利用する場合には、支払い方法が2通りあり、地域や運営会社によって異なります。「前のり・先払い」と「後のり・後払い」の支払い方法です。主に都内路線では「前のり・先払い」です。乗車時にICカード読み取り部分にカードをタッチすることで、運賃の支払いができます。「後のり・後払い」では、乗車時の入口付近にあるICカード読み取り部分にカードをタッチします。また降車時にも運転席横のICカード読み取り部分にタッチをすることで、運賃の支払いができます。
3.買い物で使うとき
買い物でSuicaを使う場合は、支払いレジで「Suicaで支払います」と伝えましょう。ICカード読み取り部にタッチするだけで支払いができます。もし残高が不足していて支払いができない場合は、その場でチャージができます。大型のショッピングモールなどの店舗では、レジでのICカード支払いはできても、チャージができない場合もあります。お店によって対応が異なりますので注意しましょう。
困ったときは?
支払い時に利用できるカードかどうか、分からない
最近の日本では特にICカード決済ができる店舗や施設が広がり、さまざまなところで利用ができるようになってきています。「Suica」での支払いができるのかどうか確認したいときは、支払いレジ付近に「Suicaマーク」もしくは「相互利用サービスのシンボルマーク」があるかどうかを事前に確認しましょう。
残高や利用履歴を確認したい
利用可能なエリアの「自動券売機」「多機能券売機」「チャージ専用機」で残高・利用履歴が確認できます。アルバイト先や会社への交通費精算の提出書として利用する場合など、履歴の印字ができるので便利です。履歴表示は、最近の利用分最大20件まで表示されます。履歴印字は、最近の利用分最大100件まで印字ができます。また、利用から26週間を越えた履歴は印字できませんのでご注意ください。
便利な機能が充実
1.ポイントサービス
SuicaでJR東日本の鉄道を利用すると、カードタイプの「Suicaカード」では交通運賃の0.5%、「モバイルSuica」では2%がポイントとして還元されます。ポイントは、乗車利用した翌月下旬以降にもらえます。ポイント還元対象は、「JRE POINT WEBサイト」に登録したSuicaだけです。ポイントを貯めたい人は、事前登録を済ませておきましょう。
2.モバイルSuica
モバイルSuicaは、おサイフケータイ対応のAndroidスマホや携帯電話で利用できます。駅に行かなくても、画面上で好きな時に利用履歴や残高を確認できます。クレジットカードを登録しておけば、いつでもクレジットカードからのチャージができるのでとても便利です。
3.オートチャージ機能
Suicaの残高が設定金額以下になると、自動で設定した金額がチャージされる便利な機能がオートチャージです。オートチャージを設定しておけば、うっかり残高不足になる心配がなく、とても便利です。オートチャージ機能を設定するには、決済用クレジットカード「ビューカード」が必ず必要になります。それ以外のクレジットカードではサービスが利用できませんので気を付けましょう。
まとめ
日本全国で多くの人に利用されている交通系ICカード「Suica」の使用方法と便利なサービスについて説明しました。ほかの交通系ICカードも基本的には使用できるエリアが異なるだけで、Suicaと同じように使用ができとても便利です。中でも今回紹介した「Suica」は、便利な機能やお得なポイントサービスが付いています。「Suica」の利用エリアにお住まいの方や、仕事などで都内をよく訪れる方には、このICカードをおすすめします。