日本で買える生理用品の種類と場所を紹介!パッケージでよく見る用語やマナーを学ぼう
- 2021.12.21

どこに暮らしていても女性には毎月、生理が来ます。旅行先や勤務中、外出先で突然生理になってしまうこともあるでしょう。この記事では、日本で買える生理用品の種類や生理用品を買うことができる場所を紹介します。また、生理用品のパッケージでよく見る用語や生理用品のマナーも、一緒に学びましょう。日本での暮らしをより快適に過ごすための参考にしてください。
ー目次ー
知っていますか?包み紙の便利な機能!日本での生理用品マナーと捨て方
日本の生理用品はどこで買えるの?
- ドラッグストア、スーパー・・・たくさんの種類の生理用品が売られています。
- コンビニエンスストア・・・少ない量から買えて、持ち歩きに便利なコンパクトサイズの商品が売られています。外出先で急に生理になってしまったときに便利です。
- ネットショップ・・・好みの生理用品が見つけられないときはネットショップが便利です。
また、日本では経済的な理由や家庭の事情で、生理用品を手に入れることが難しい人に、自治体やボランティア団体が無料配布を行っている場合があります。この制度を利用したい方は、それぞれの自治体に問い合わせ、またはネットで検索してみましょう。また、空港やスーパー、大学や中学・高校の学校など、無料の生理用品をトイレに配置する施設も増えてきています。
日本で買える生理用品の種類
生理期間は、できるだけ快適に過ごしたいものです。最近では、環境に配慮したゴミを出さない生理用品が注目を浴びています。どの生理用品を使おうか迷ったときは、あなたの生活スタイル、使い心地、費用、環境のことを考えてストレスなく使用できるものを選びましょう。
ナプキン・タンポン
日本でよく使われている生理用品は、ナプキンとタンポンです。日本のナプキンは種類が豊富で、肌に優しくとても使いやすい商品が多いです。たくさんの種類があり、好みや生活スタイルに合わせて選ぶことができます。
布ナプキン・吸水ショーツ・月経カップ
布ナプキンや吸水ショーツ、月経カップは洗うことで何度も繰り返し使えます。布ナプキンや吸水ショーツは、「ユニクロ」や「しまむら」などのアパレルショップでも買えるようになってきました。最近注目が集まってきているのは月経カップです。ナプキンと比較すると肌に感じるストレスがほとんどありません。しかし、月経カップはまだ日本ではメジャーではないため、日本の店舗ではあまり見かけません。手に入りにくい生理用品を買いたいときは、取り扱い商品が豊富なネットショップの利用をおすすめします。
店舗の生理用品コーナーには、生理用ショーツ、経血が落としやすい専用の洗剤、デリケートゾーンのニオイをやわらげる石鹸なども並べられています。
生理用品の平均価格
日本で買えるナプキン・タンポンの平均的な値段は、1パック200円~400円くらいです。1パック当りに入っている数は種類やメーカーによって異なります。2パック以上まとめて売られている商品や古いパッケージの商品はお得に買うことができます。
生理用ショーツは、メーカーにより値段の差が大きいです。ショッピングセンターや、大型スーパーの女性下着売り場には、買いやすい値段の生理用ショーツが販売されています。ドラッグストアで販売されている生理用ショーツは、有名なメーカーの機能が良いショーツが多く、その代わりに価格も高めです。
間違えやすい商品に注意しましょう!
お店ではナプキンと似ている商品も売っています。「おりものシート」や「尿漏れシート」も生理用品の近くにあります。間違って買わないように、パッケージをよく見てしっかり確認しましょう。
- おりものシート
おりものシートとは、膣からでる分泌物による下着の汚れを防ぐためのおりもの専用シートです。ナプキンのように下着につけて使用しますが、シートが薄く、吸水性はほとんどありません。
- 尿取り吸水パット・吸水ライナー
少量の尿を吸収するための商品です。咳やくしゃみ、重い物をもった瞬間に思わず尿が漏れてしまう人のための尿専用のパット・ライナーです。
- 介護用おむつ
大人用のおむつです。介護が必要な高齢者や日常生活で介護を必要とする人が使います。赤ちゃんのおむつコーナーの横に並べられていることが多いです。
生理用品のパッケージでよく見る用語
ここでは生理用品のパッケージでよく見かける用語を解説します。
【性能・機能】
- 羽なし・・・ 一般的なタイプ。
- 羽根つき・・・ショーツからずれにくいようにシールがついているタイプ。
- スリム・・・持ち運びに便利な薄いタイプ
- スーパースリム ・・・スリムタイプよりも、更に薄いタイプ
- ふんわり・・・肌に優しく、柔らかな付け心地
- 吸水性(吸水率)…水分を吸う性能。
【生理に関する用語】
- 経血(けいけつ)・・・生理によって出る血
- 多い・重い・・・生理による経血量が多い
- 少ない・軽い・・・生理による経血量が少ない
- 吸収力(きゅうしゅうりょく)・・・シートやパットが経血を吸収する力
- 敏感肌・・・刺激を受けやすく、荒れやすい弱い肌
- ムレ・・・風の通りが悪く、汗などによる湿気がこもること
- かぶれ・・・肌が荒れること
- かゆみ・・・かゆくなること
- 肌トラブル・・・肌にかぶれやかゆみ、肌荒れなどがおこること
- デリケートゾーン・・・ナプキンがあたるところ。肌トラブルが起こりやすいところ。
知っていますか?包み紙の便利な機能!日本での生理用品マナーと捨て方
ここでは、日本での生理用品のマナーを紹介します。
ポーチに入れて持ち歩きましょう
勤務先や学校、外出先で生理用品を持ち歩くときは、小さなポーチやハンカチにつつんで、人に見えないようにして持ち歩くと良いでしょう。
外出先での捨て方
日本で売られているナプキンの包み紙には、シールがついていることが多いです。トイレでナプキンを交換するときには、使用済みのナプキンを小さく丸めて、ナプキンの入っていた包み紙またはトイレットペーパーで包みます。必ずトイレ内にある専用のゴミ箱(サニタリーボックス)に捨てましょう。トイレのつまりの原因になりますので、ナプキンは絶対にトイレに流さないでください。
自宅での捨て方
自宅で捨てるときは、中身が見えにくい色のついたビニール袋に入れ、燃えるゴミとして捨てます。ドラッグストアや100円ショップでは、中身が見えにくいビニール袋や便利な消臭の機能がある袋も売られています。地域によっては、中身の見えない袋でのゴミ捨てを禁止しているところもあります。捨てるときは、住んでいる地域のゴミ出しのルールを確認してください。
痛みを我慢しないで!生理痛を少しでもやわらげる方法
毎月やってくる生理は、病気ではありません。しかし、生理期間は腹痛や腰痛、頭痛に吐き気、全身のだるさなどのつらい症状に悩まされる女性もいます。そんなときは我慢をしないで、少しでも痛みや苦しさをやわらげる方法を試してみてはいかがでしょうか。
- 鎮痛剤を飲む・・・鎮痛剤は主に頭痛薬としてドラッグストアで売られています。女性の生理痛によく効果がある生理痛向けの鎮痛薬もあります。つらい症状は我慢をせずに、早めに薬で対処するのも一つの方法です。
- カイロでお腹や腰を温める・・・生理痛の主な原因は、身体の冷えや血行不良です。保温性のある下着やカイロで温めると楽になることがあります。ドラッグストアなどでは、お腹や腰に貼って身体を温めるカイロが売られています。
- ストレッチ・・・骨盤周りの血流が悪くなると、生理痛が強くなります。全身の血行がよくなるようにストレッチやヨガのポーズをするのも良いでしょう。食後や痛みが激しいときは無理をしないようにしましょう。気持ちがいいなと思うくらいの軽いストレッチで、心と体をリフレッシュしましょう。
- 身体を温める食べ物を食べる・・・血行を良くし体を温める食べ物を食べることも生理痛に効果があります。身体を温める食べ物と言えば「生姜(しょうが)」が有名です。特に乾燥させた粉末の生姜には体を温める効果があると言われています。また、日頃から女性ホルモンを整える食材を取ることも大切です。日本伝統の大豆を使った納豆や豆乳、豆腐や味噌を多く取ることをおすすめします。
- 無理をしない・・・体調が悪いときに無理をすると、かえってストレスを感じてしまい体調が悪化してしまいます。職場や学校に事情を説明して、ゆっくりと休むことが一番大切です。
まとめ
この記事では、日本でよく使われている生理用品の種類や買える場所、パッケージなどでよく見かける用語や日本での生理用品に関するマナーを紹介しました。生理用品は、近所のドラッグストアやスーパー、便利なネットショップで手軽に買えます。急な生理で困った場合は、コンビニエンスストアが便利です。どこで暮らしていても、生理はやってきます。生理用品に関する情報を知って、日本での生理期間を少しでも快適に過ごしましょう。