賞味期限と消費期限の違いは?日本の食品表示と学校給食のアレルギー対応について

日本で販売されている食品には、必ず食品表示が書かれています。食品がどこで作られ、どのような食材が含まれているのかを知ることは、安全な生活を送るための大切です。また、食物アレルギーや宗教上の理由で摂取できない食材がある方、食生活にこだわりを持っている方は、日本の食品表示を正しく理解することで、安心して食品を買うことができます。日本の食品表示のことをしっかりと理解して、あなたのライフスタイルに合った食品を上手に選びましょう。

ー目次ー

日本の食品表示の見方

  加工された食品の食品表示方法

消費期限と賞味期限の違い

  お得に買い物するなら!「おつとめ品」「見切り品」とは?

食物アレルゲン表示の見方と種類について

  宗教上の理由や食物アレルギーに対する学校給食の対応

日本の食品表示でよく見かける単語と意味

まとめ

 

日本の食品表示の見方

 

産地(どこで作られたのか)や原材料(どんな原材料を使って作られたか)、賞味期限(いつまでに食べたほうがいいのか)など、その食品の大事な情報が書かれているのが、食品表示です。日本で販売されている食品には、原則として食品表示が義務付けられています。

日本の食品表示の見方について詳しく解説します。

 

加工された食品の食品表示について

お菓子や加工肉(ソーセージやハム)など、加工された食品の食品表示には、名称、原材料、内容量、賞味期限、保存方法、製造者が必ず記載されています。

 

名称:どんな食品なのかがわかりやすい名前が書かれています。

原材料:加工に使われた材料が、含まれている量の多い順番に書かれています。

内容量:どのぐらい入っているのか、重さや量が書かれています。

賞味期限:いつまでに食べるべきかが書かれています。

保存方法:どうやって保存すればいいかが書かれています。

製造者:商品を売っている会社の名前や住所が書かれています。
 

名称 ビスケット
原材料名 ビスケット生地(小麦粉、砂糖、ショートニング、ブドウ糖、食塩)(国内製造)、植物油、食塩/膨張剤
内容量 200g(50g×4)
賞味期限 この面の上部に記載
保存方法 直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
製造者 〇〇株式会社
東京都新宿区〇〇-〇

 

消費期限と賞味期限の違い

 

日本で販売されている食品には、「消費期限」か「賞味期限」が必ず記載されています。これらの期間は、食品の箱や袋を空けずに、正しい保存方法で保管されていた場合に限り有効です。

 

  • 消費期限(しょうひきげん)とは・・・
    「安全に食べることができる期間」のことです。お弁当やケーキなど、食べられる期間が短い食品に表示されています。

 

  • 賞味期限(しょうみきげん)とは・・・
    「品質が変わることなく、おいしく食べられる期間」のことです。お菓子や缶詰など、長く保存ができる食品に表示されています。

 

お得に買い物するポイント!「おつとめ品」「見切り品」とは?

 

  • おつとめ品(おつとめひん)とは・・・

消費・賞味期限が近い食品を「おつとめ品」と言います。「おつとめ品」は値引きがされているので、普段買うよりも安く購入できます。

 

  • 見切り品(みきりひん)とは・・・
    「おつとめ品」と似た言葉に、「見切り品」があります。「見切り品」は、商品が売れずに大量に残っているため割引になった商品のことです。定価よりも安く買うことができます。

 

お得な「おつとめ品」や「見切り品」が販売される時間帯や割引率は、店舗によって違います。一般的なスーパーでは、商品の入れ替え時間である開店直後から昼にかけて、もしくは閉店時間が近くなる夕方から夜にかけて、消費・賞味期限の近い商品に割引シールが貼られます。翌日の販売が難しい刺身やお弁当などの総菜コーナーは、夕飯の買い物客が多い16時以降に割引が始まることが多いです。閉店時間が近くなるとさらに値引きされていきます。痛みやすい野菜や果物は、割引された商品をコーナーの一部にまとめて置いている店舗が多いのでチェックしてみてください。こうした商品を買うことはフードロスを減らすことにもつながります。

 

食物アレルゲン表示の見方と種類について

特定の食べ物を摂取する(食べたり飲んだりすること)ことで、発疹やかゆみ、呼吸困難などのアレルギー症状を起こす人が年々増加しています。食物アレルギーによる健康被害を防ぐために、日本の食品表示にはアレルギーの原因となる『アレルゲン』を含む食物の有無の表示が義務化されています。日本でアレルギー表示が義務化されているのは、重い症状が出やすい7品目の特定原材料です。また症状が軽く発症数も少ない21品目のアレルゲンに関しては、アレルゲンとしての表示は義務ではありませんが、表示することを製造者に勧めています。

 

必ず表示される7品目

(特定原材料)

えび、かに、小麦、そば、卵、乳、 落花生(ピーナッツ)

表示を勧めている21品目

アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

 

アレルゲンを含む食品の表示場所

  • 食品表示の原材料名の欄
     例:(一部に小麦、大豆を含む)
     
  • 商品が入っている箱や包装紙
     例:本品加工工場では、卵、乳成分、そば、えび、いか、大豆、ごま、アーモンドを使用した製品を製造しています

 

 

宗教上の理由や食物アレルギーに対する学校給食の対応

 

日本では、ほとんどの小学校や中学校で給食が出ます。幼稚園や保育園でも、給食が出ることがあります。宗教上の理由や食物アレルギーなど、食べ物に制限がある子どもは、学校や施設にアレルギー対応の相談をすることができます。アレルギー症状の程度や現場の状況により、対応できる範囲は異なります。対応できる場合は2種類の対応方法があります。1つは、アレルギーの原因となる食物をすべて取り除く「完全提供」。もう1つは、アレルギーの原因となる一部の食物を取り除いた上で、他の児童と同じ給食を使用する「部分提供」です。安全な給食の提供が難しい場合や重度のアレルギー症状を持つ児童には、弁当の用意が必要になる場合もあります。

 

アレルギー対応をした給食を希望する場合、保護者は、学校に申請書を提出します。申請をする時期は、就学時健康診断や入学前のアレルギー調査をする時です。また、アレルギーが新たに発症した場合にも学校に申請することができます。病院の診断書が必要になることもありますので、まずは学校に相談をしましょう。学校給食のメニューは、前の月に学校から配られる献立表(給食のメニュー)で確認できます。

 

日本の食品表示でよく見かける単語と意味

食品表示や食品のパッケージによく書かれている単語と意味を解説します。
 

  • 特定保健用食品(トクホ)・・・健康の維持や増進に役立つことが科学的に認められた食品に表示が許されています。
  • 栄養機能食品・・・不足している栄養を取り入れるための食品。国のルールに合っている食品に表示が許されている。
  • 機能性表示食品・・・「おなかの調子を整えます」など、健康への効果が化学的証明されている食品に表示されています。
  • 遺伝子組み換え食品・・・生物の遺伝子を他の作物に組み込み、新しくできた作物から作られた食品
  • 直射日光・・・日光が直接当たること
  • 高温多湿・・・気温と湿度が高いこと
  • 室温・・・部屋の温度
  • 要冷蔵・・・冷蔵庫で保存すること
  • 添加物・・・食品を加工・保存をする目的で、食品を作るときに付け加えたもの。
    例:⽢味料 、着⾊料、保存料、増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊料、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防かび剤、防ばい剤

 

まとめ

この記事では、日本で販売されている食品表示の見方や、アレルギーに対する学校給食の対応などを解説しました。食物アレルギーや食物制限が必要な方にとって、日本の食品表示の見方を理解することはとても大切です。また、学校で提供される給食には、児童それぞれのアレルギー体質に合わせたメニュー対応がしっかりと取られています。日本での食生活をより安心して過ごすために、食品表示を参考にした食品選びをしてみましょう。