日本でお酒を飲むなら居酒屋へ!居酒屋でよく聞くフレーズやマナーを紹介

日本の「居酒屋(いざかや)」は、料理やお酒を楽しめるお店です。1つのお店でさまざまな料理とお酒が楽しめます。日本で暮らしていると、友人や職場の仲間と居酒屋を利用する機会もあるでしょう。この記事では、日本文化のひとつである「居酒屋」とは何か、居酒屋に行く前に覚えておきたい便利なフレーズやルール・マナーを解説します。

ー目次ー

居酒屋とは?
居酒屋ならではのシステム【飲み放題】と【お通し】
  【飲み放題】とは
  【お通し】とは
知っておきたい居酒屋のルールやマナー
  座る位置
  注文の仕方
  乾杯のマナー
  おしぼりの使い方
  大皿料理の取り分け方
  上司のグラスが空いている時
居酒屋でよく聞かれる質問・使えるフレーズを紹介
まとめ
 

居酒屋とは?

 

居酒屋とは、お酒と食事が一緒に楽しめるお店です。お酒がメインのバーよりも、注文できる料理の種類が多いのが特徴です。店内のテーマは和風で、和食をメインにしているお店が多いです。日本の和の雰囲気が感じられるので、居酒屋は外国人観光客にも人気です。また、和風にこだわらず創作料理や多国籍料理を提供するお店も多いです。値段が安く、気軽に利用できる居酒屋が多いですが、料理やサービスにこだわった高級居酒屋もあります。

 

また居酒屋には席のタイプがあります。少人数で利用するときはカウンター席、デートやゆっくりと会話を楽しみたいときは個室や半個室、大人数のときは大きな部屋を貸し切るなど、利用する目的によって使い分けましょう。居酒屋は、友人や同僚とのコミュニケーションを取る場としてとても人気があります。

 

居酒屋ならではのシステム【飲み放題】と【お通し】

 

【飲み放題】や【お通し】など、居酒屋ならではのシステムに戸惑う方も多いようです。居酒屋を利用する前に理解しておきましょう。

 

【飲み放題】とは

決められた時間の間は、飲み放題用のドリンクメニューから好きなだけ注文できるシステムです。制限時間は1時間半から2時間くらいが一般的です。店舗によって異なりますが、ドリンクメニューには、ビール・ワイン・日本酒・カクテルなど数種類のアルコールがあります。お酒が苦手な人のためにノンアルコール飲料やジュースもあります。

飲み放題を利用するときは、基本的に、一緒に来たグループ全員が飲み放題を注文しなければいけません。また、一度にたくさん注文せず、一杯を飲み終わってから次の飲み物を注文します。制限時間が近づくと飲み放題のラストオーダー(最後の注文)を聞きにくるお店が多いです。お得でうれしい【飲み放題】ですが、飲みすぎには注意しましょう。

 

【お通し】とは

お酒を飲みながら軽く食べられるような少量の料理のことです。アルコールを頼んだ人にだけ出されることが多いです。枝豆やサラダなどの軽いものから、煮物などの手の込んだ料理までさまざまなお通しがあります。お店にもよりますが、300円~500円くらいの「お通し料金」を払う必要があります。テーブルチャージのようなものだと考えてください。

一般的にお通しを断ることはできません。アレルギーなどがある場合はお店のスタッフに伝えましょう。ちなみに、大阪などの関西地方では【お通し】を【突き出し】といいます。


 

知っておきたい居酒屋のルールやマナー

 

日本で暮らしていると、会社の同僚や日本人の友人と居酒屋を利用する機会が多くあります。より楽しい時間を過ごすために、基本的な居酒屋でのルールやマナーを事前に覚えておきましょう。

 

座る位置

日本には、目上の方と席に座るときのマナーがあります。飲み会に参加するメンバーの中で、最も偉い人が座る席を【上座(かみざ)】と言います。上座は、出入口から最も遠い席です。上座はすべての料理に手が届きやすく居心地の良い場所になります。反対に、出入口に近い場所が【下座(しもざ)】です。

ただし、相手によって居心地が良いと感じる席は違います。上座を勧められても断り、好きな場所に座る方もいます。その場合はこだわりすぎる必要はありません。上座・下座は、社会人の基本のマナーとして覚えておくとよいでしょう。

 

注文の仕方

席に着いたら飲み物を先に注文します。飲み物を待っている間に、メニュー表を見て注文をする料理を決めるのが一般的です。

食事の途中で追加注文をするときは、他の人にも注文したいものがないか確認し、まとめて注文しましょう。グラスの飲み物が少ない人に対して、「なにか注文しますか?」と気づかう気持ちも大切です。

 

乾杯のマナー

飲み会では、全員分の飲み物がそろってから乾杯(誰かの合図でみんなで同時にお酒を飲むこと)をします。はじめの乾杯をするまで、飲み物はもちろん食べ物や箸にも手をつけてはいけません。

 

おしぼりの使い方

「おしぼり」とは、手や汚れたテーブルをふくためのタオルのことです。暑い季節には冷たいタオル、寒い季節には温かいタオルを用意してくれるお店もあります。おしぼりは無料のサービスです。おしぼりで顔をふく人がいますが、よくないマナーですのでやめましょう。

 

大皿料理の取り分け方

一般的な居酒屋では、大皿で料理が出てくることが多いです。小皿が用意されているので、食べたい分を取りましょう。料理を取る時は自分の箸を使わずに、別で用意された箸を使います。自分が使っている箸を使うのはマナー違反です。また、焼き鳥などの串に刺さった料理は、串から外してみんなでシェアをすることもあります。料理にそえられているレモンやスパイスは、周りの人にかけてもよいか聞いてからかけましょう。

 

上司のグラスが空いている時

上司のグラスが空になっていたり、残りの量が少なくなっていることに気づいたときは、「何か飲まれますか?」と声をかけましょう。お酒を注ぐときは、「どうぞ」「ビールでよろしいですか?」など一言かけてからにしましょう。お酒に弱い方や自分のペースで飲みたい方もいます。しつこくならない程度に声をかける気づかいが大切です。


 

居酒屋でよく聞かれる質問・使えるフレーズを紹介

 

「何名様ですか?」

・・・来店したときに、「何人で来店したのか」を聞かれるときの表現です。「〇人です」と答えましょう。

 

「英語のメニューはありますか?」

・・・英語で書かれたメニューがあるかどうかを聞く表現です。「英語」の部分を他の言語に変えると、他の言語で書かれたメニューがあるかを聞くことができます。

 

「〇〇のアレルギーがあるのですが、料理に使われていますか?」

・・・料理の材料の中に「〇〇」が使われているかどうかを聞く表現です。アレルギーなどで食べられない食材がある人は覚えておきましょう。

 

「すみません。注文をお願いします」

・・・注文をしたいときに、店員を呼ぶ表現です。また、それぞれの席に「呼び出しボタン」が置いてあるお店も多くあります。その場合はボタンを押すとスタッフが席に来てくれます。

 

「おすすめは何ですか」

・・・お店やそのスタッフのおすすめする料理を聞く表現です。

 

「料理/飲み物のラストオーダーは何時ですか?」

・・・料理/飲み物の注文が出来なくなる時間を聞く表現です。

 

「お会計をお願いします」

・・・精算(代金を払うこと)をお願いするときの表現です。「お会計」のことを「おあいそ/お勘定(かんじょう)」ともいいます。

 

「ごちそうさまでした」

・・・一般的には、食事の後に使う表現です。お店を出るとき、お店のスタッフに「ありがとうございました」と言われたときにも使います。「ごちそうさまでした」は、食事をいただいたことへの感謝の気持ちを伝える表現です。また、他の人にごちそうしてもらったときにも使うことができます。

 

居酒屋で使える日本語フレーズ(おまけ)

 

「すみません」

・・・人々でにぎわう居酒屋では、スタッフはとても忙しく、なかなか注文に来てくれないことが多いです。そのようなときは大きな声で「すみませーーーん!」と呼んでみましょう。

 

「とりあえず生(なま)」

・・・日本の飲み会では、最初の注文で「生ビール」を頼むことが多いです。ビールは早く用意してもらいやすいので、早くみんなで乾杯をすることができます。これはルールではないので、もちろんビール以外の飲み物を頼んでも大丈夫です。ビールが好きな方は、最初の注文を何にするか聞かれたときに「とりあえず生で(お願いします)」と答えてみましょう。

 

「お冷(おひや)」

・・・冷たいお水のことです。無料でもらえます。

 

「シメ」

・・・「最後」という意味です。飲み会での「シメの一杯」は、最後にもう1杯飲んで終わりにするという意味があります。飲み会の「シメの料理」として昔から人気なのが、ラーメンやお茶漬け、雑炊などです。さっぱりしたもの、温かいものが好まれます。最近は甘いデザートやアイスクリームをシメに頼む人が増えています。

 

「割り勘」

・・・会計のときに代金をみんなで平等に支払う方法です。友人同士や恋人同士でも、割り勘をする人が増えてきています。誰が支払うのかを気にする必要がないので、とてもわかりやすい支払い方法です。

 

まとめ

この記事では居酒屋とは何か、居酒屋に行く前に覚えておきたいフレーズやルール・マナーを解説しました。居酒屋の【飲み放題】や【お通し】は、日本独特のシステムです。居酒屋は、外国からの観光客にも人気があります。日本で暮らす方であれば、友人や職場の飲み会で利用する機会も多くあるでしょう。基本のルールとマナーをしっかりと覚えて、日本独特の文化【居酒屋】を楽しんでくださいね。